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ぜんまい治療院の「整える」とは

整えるとは?

施術の説明で、「身体を整える」という言葉を使うことがあります。

ただし、ぜんまい治療院でいう「整える」とは、

・骨盤や背骨を理想の位置へ戻す
・見た目の姿勢をまっすぐにする
・痛みを一度ですべてなくす
・自律神経を正常な状態へ戻す

という意味ではありません。

痛む場所を確認したうえで、そこを守るために力が入り続けている場所や、動きにくい部分を代わりに支えている場所まで見ていくこと。

そして、必要以上に身体を固めず、立つ、歩く、振り向く、仕事をするといった日常の動作を行いやすい状態を探していくこと。

それが、当院でいう「整える」です。

「正しい形」に直すことではありません

人の姿勢や身体の使い方は、体格、仕事、生活習慣、これまでのけがなどによって異なります。

左右差があることや、姿勢が少し傾いていることだけを見て、

「ここがゆがんでいる」
「この形が痛みの原因です」

とは判断しません。

当院が確認するのは、見た目の形だけではなく、

・動いたときに、どこへ負担が集まるのか
・痛みを避けるために、どこへ力を入れているのか
・動きにくい場所を、別の場所が補っていないか
・休んでいるときにも、緊張が残っていないか

という、今の身体の使い方です。

姿勢を理想の形へ近づけることよりも、少ない力で動ける余地が残っているかを見ていきます。

痛む場所を、別の場所がかばっていることがあります

痛みが続くと、身体はその場所を守るために、少しずつ動き方を変えます。

たとえば首を動かすのがつらい方では、首を守るために肩や背中まで固めていることがあります。

頭痛がある方では、首のつけ根だけでなく、顎まわりや目の周りまで力が抜けにくくなっていることがあります。

腰が痛い方では、腰を動かさないように、背骨の横やお尻、脚まで力を入れ続けていることがあります。

このような状態では、痛む場所だけを施術しても、仕事や家事へ戻ったときに、再び同じ場所へ負担が集まることがあります。

そのため当院では、痛む場所をきちんと確認したうえで、身体のどこが支え役に回っているのかも見ていきます。

動くときに働き、休むときに力を抜けること

筋肉は、ただ柔らかければよいわけではありません。

立つ、歩く、腕を上げるといった動作では、必要な場所がしっかり働く必要があります。

一方で、座っているときや横になっているときまで、首や腰、お尻に力が入り続けていると、休んでも重さが抜けにくくなります。

当院では、

「動くときには必要な場所が働き、必要のないときには余計な力を抜けること」

も、身体が整ってきたかを見る目安にしています。

ただ広く緩めるのではなく、身体が必要な場面で使いやすくなっているかを確認します。

鍼灸で、反応している場所を確かめます

当院では、鍼灸を中心に施術します。

鍼は、深く刺したり、強い響きを出したりすること自体が目的ではありません。

痛みが出る動きや、触れたときの反応を確認し、施術する場所を絞ります。そのうえで、身体の状態や鍼への慣れに合わせて、深さや本数、刺激量を調整します。

我慢できるぎりぎりまで強くするのではなく、身体がどのように反応するかを確かめながら進めます。

必要に応じて手技を加える場合も、骨を強く動かすためではありません。

鍼の前後で、動き方や力の入り方がどう変わったかを確認するために行います。

痛みの数字だけでなく、生活の動きを見ます

施術後に痛みが軽くなることは、大切な変化です。

ただし、その場の痛みだけで施術を判断するわけではありません。

たとえば、

・首を振り向きやすくなったか
・立ち上がるときの力みが減ったか
・歩き始めが変わったか
・呼吸するときに肩が上がりにくくなったか
・仕事や家事をしたあと、どの程度つらさが戻ったか
・当日の夜や翌朝に、身体がどう感じたか

などを確認します。

施術直後に軽くなっても、翌日には大きく戻ることがあります。

反対に、その場では大きな変化を感じなくても、翌朝の動きや仕事後の重さが変わることもあります。

そのため、一回ごとの反応だけでなく、日常生活へ戻ったあとの経過も、次の施術を考える材料にします。

一度の軽さだけで、完成とは考えません

症状が続いていた期間や、仕事・生活で受けている負担によって、施術後の戻り方は異なります。

当院では最初から一律に回数を決めるのではなく、

・どのような変化があったか
・どのくらいでつらさが戻ったか
・施術後にだるさや痛みが強く出なかったか
・日常生活で困る動作が変わったか

を確認しながら、次の施術内容や間隔を考えます。

変化が乏しい場合は、同じ施術をそのまま繰り返すのではなく、見ている場所や刺激量を見直します。

また、何でも鍼灸で対応できるとは考えていません。

症状の出方によって、医療機関での確認を優先した方がよい場合は、そのことをお伝えします。

日常を送りやすくするために

ぜんまい治療院でいう「整える」とは、見た目を正しい形へ近づけることでも、身体を完全な状態へ作り変えることでもありません。

今の身体で、

・どこに負担が集まっているのか
・どこが代わりに支えているのか
・どのような刺激なら受け取りやすいのか
・日常生活へ戻ったあと、どのような変化が続くのか

を確認しながら、少ない力で動きやすい状態を探していくことです。

「痛みがあるから何もできない」という状態から、

「これなら仕事ができそう」
「少し歩いてみようと思える」
「今日は家事をしても大丈夫そう」

という日常へ戻るために、身体の反応を見ながら施術を組み立てていきます。

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